【あらゆる病気の原因】砂糖が体に悪い理由。




よく健康的な食生活において議論される話題といえば、「砂糖は体に悪いのか?」といった問題だ。

過去に一度でもダイエットしたり健康になろうと思ったことがある人は、おそらく砂糖がたくさん入っている甘いものや間食をやめるべきだと気づくだろう。

 

特に現代のインスタ映えするカラフルなスイーツには砂糖がたっぷりたんまりと入っており、そうした食べ物ばかり食べていると太るという認識を持っている人も多いはずだ。詳しいことはわからないけれど「甘いものを食べると太る」という結果は誰もが納得できるものである。

だがその一方で、砂糖は肥満とは関係がない、砂糖がたっぷり入っている食べ物を食べても健康や体には何の影響もないと思っている人も少なからずいる。

 

自分は毎日たくさん甘いものを食べているし、砂糖の量など一切気にしたことがないけれど健康だと言い張る人たちである。

しかし、その言い分には決定的な落とし穴がある。というのも、砂糖が体に悪いとわかるのは何年も先、あるいは何十年も先になってから表れるものなのだ。そのため、今健康だといっても砂糖が体に悪くないという理由にはならない。

 

そこでここでは、砂糖が体に悪い理由について詳しくまとめていく。興味がある人は読んでみてほしい。



砂糖は体に悪い?

まず結論から言ってしまうと、砂糖が体に悪いかどうかの答えはイエスである。

現代の食べ物の中でも砂糖ほど人間の体の悪い食品もなく、砂糖は依存性の高い麻薬や覚せい剤と同じく体にとっては毒である。

 

よく砂糖を擁護する意見としては、甘いものは脳の働きを活性化させるという意見があり、甘いものに含まれている糖分は脳にとっての唯一のエネルギー源であるため、糖分がたくさん入っている砂糖は人間にとって必要なものだという言い分だ。

しかし、ここにも大きな誤りがあり、脳が糖分しかエネルギー源にできないから、砂糖などの甘い食べ物から摂取しなければならないというのは間違いである。

 

たしかに脳がエネルギーにするのはブドウ糖であるのは事実だが、ブドウ糖はなにも甘いものからしか分解されないわけではなく、人間の体には糖新生という機能があるため、糖分や糖質を摂取しなくても肝臓からブドウ糖をつくることができるのだ。

つまり、脳はブドウ糖を求めてはいるが、ブドウ糖は甘いものや糖質などの糖分を口にせずとも、肝臓が脂肪を分解することでブドウ糖を生成できるのである。これが近年注目されている「ケトン体」で機能する体だ。

 

この後詳しく述べていくが、砂糖は人間の体に悪いものであり、一切摂取しなくても特に問題はない。

そもそも砂糖といった食品は昔の時代には存在しなかったものであり、体にとっては異物と認識される。砂糖が大量に体に入れば生体の機能はどんどん狂っていき、内部からボロボロになっていく。

 

はじめにも述べたように、こうした体の変化は数年、あるいは数十年後に顕在化してくる。砂糖が体に悪いかどうかは、「今健康だから」という理由で否定できるものではなく、本当に大丈夫かどうかは年齢を重ねていくうちに明らかになっていくものなのである。

 

異性化糖

人を不健康にさせる食べ物や、太らせる食べ物について議論されるときには、上述したように砂糖だけが槍玉に挙げられることが多い。

砂糖がたっぷり入っている甘いものこそが人を太らせ不健康にしているのだと、多くの人はそう考えているだろう。

 

もちろんそれも事実なのだが、砂糖だけが体に悪いわけではない。というのも、砂糖以外にも人を不健康かつ太らせるものがある。それが「異性化糖」という成分である。

異性化糖はコンビニやスーパーなどに売っているお菓子などには必ず入っている成分であり、高フルクトースのコーンシロップや遺伝子組み換えのトウモロコシを原料につくられている人工的なブドウ糖・果糖のことである。

 

果糖と聞くと果物などに入っている糖分を想像し、一見、体に良さそうに感じる人もいるが、異性化糖(異性化液糖と書かれていることもある)の果糖は先述したとおり、高フルクトースのコーンシロップなどを原料している。

そのため、果糖といっても果物に自然に含まれている果糖とはまるで別物であり、体に悪いのが事実である。

 

人工甘味料

砂糖・異性化糖が人を太らせ、不健康にしているのは事実だ。だが、現代人が口にする食べ物や成分の中にはもう一つ危険なものがある。それがみなさんご存知の「人口甘味料」である。

人工甘味料にはアスパルテームやアセスルファムK、スクラロースといった種類があり、どれも砂糖と同等かそれ以上に体にとっては危険なものだ。

 

特にスクラロースは砂糖の600倍以上の甘みを持つ成分であり、体内に取り込まれることでそれだけ生体の機能も狂っていく。アスパルテームとアセスルファムKも同様、砂糖の200倍の甘さを持っている。

人工甘味料の何がそんなに危険なのかというと、人工甘味料は甘みを感じさせるだけでほとんどカロリーがほとんどないのだ。カロリーがないということは、どれだけ摂取しても人は決して満足することなく、いつまでも食欲が止まらなくなってしまうのである。

 

それに加え、甘味料の甘さは脳に心地良い快楽をもたらし、報酬系のドーパミンをドバドバ分泌させていく。後述しているように、ドーパミンは本来そこまで多く分泌されるものではないため、過剰分泌は体に多くの害を与える。

つまり、人工甘味料も内側から体を破壊していくのだ。人工甘味料の怖さは、止まらない食欲、脳内ホルモンの過剰分泌ゆえの生体機能の崩壊にあるといえるだろう。

 

砂糖が体に悪い理由

砂糖が体に悪いのは間違いないないが、だからといって一切砂糖を摂取せずに食事をするのはかなり困難だ。現代ではコンビニやスーパーでなにかしらの食べ物や飲み物を買えば、ほぼ100%に近い確率で砂糖が入っている。

試しに今度コンビニなどで買い物をするときに裏ラベルの「原材料」の項目を見てみよう。「これにも?」と思うものにも砂糖の表示があることに気づくだろう。

 

さらに、さきほど述べた異性化糖や人口甘味料であるスクラロース、アスパルテーム、アセスルファムKといったものも、カロリーゼロと書かれている飲み物やふわふわした白いパン、いくらでも食べられる美味しいお菓子などにはほぼ100%入っている。

こうした砂糖・異性化糖・人口甘味料が体や健康に及ぼす影響ははかりしれない。

 

ここからは、砂糖が体に悪い理由について、さらに深く踏み込んでいく。もちろん、人によっては多少体に害があったとしても甘いものを食べたかったり、砂糖を一切やめるつもりはないという人もいるだろう。

砂糖が及ぼす体へのリスクを承知でそのような食生活を送るのであれば、それはそれで問題ないといえる。だが、砂糖が体や健康に及ぼす影響について知らずにそのような食生活を送っているのであれば、まずはしっかりと砂糖のリスクを知っておくべきだ。

砂糖が及ぼす影響について知らないことは、砂糖を摂取する以上にリスクが高い生き方だといえるだろう。

 

糖尿病の原因

砂糖が体に悪い理由のもっとも有名なものは、糖尿病の原因である。

糖尿病は、上がった血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」がうまく分泌されていない状態、またはインスリンの効果が薄れて血糖値がうまく下がらない状態のことを指す。

 

基本的に人間の機能は、血糖値が上がると膵臓から自然にインスリンが分泌され血糖値を下げる働きをする。インスリンが分泌されなければ、血の中にある糖分がうまく吸収されず血中をいつまでも漂うことになってしまう。そうした状態が高血糖状態であり、慢性的な高血糖状態こそ糖尿病の正体である。

インスリンは人間であれば誰でも意識せずとも自然に分泌されるものだ。ごくまれに生まれつきインスリンの分泌がうまくいっていない「1型糖尿病」の人もいるが、現代人の糖尿病患者のほとんどは「2型糖尿病」であり、これは乱れた食生活でインスリンの分泌が狂うことによりなる状態だ。

 

つまり、現代人の糖尿病は、血糖値を過剰に上げないように注意して食事をすれば防げるものであり、糖尿病になっている人は、砂糖や異性化糖といった血糖値を急上昇させる成分が入った食べ物を食べ過ぎているのである。

また、白米なども砂糖は入っていないにしろ糖分がとても多く含まれており、GI値(グリセミック指数)は約88と非常に高い。GI値は簡単にいえば「どれだけ血糖値を上昇させるか?」といった指数であり、数字が大きければ大きいほど血糖値の上昇も激しいことを示している。

 

ちなみに砂糖のGI値はおよそ110であり、異性化糖もほぼ同じぐらいになっている。これは現代に存在している食品の中でもトップクラスの数字だ。

砂糖は人間の血糖値を異常に高め、インスリンを膵臓から過剰分泌させてしまう。そしてインスリンの過剰分泌が招く体への影響が、次に述べる「反応性低血糖」といったインスリンスパイクである。

 

反応性低血糖(インスリンスパイク)

砂糖が体に悪い理由のもっとも代表的なものは糖尿病で間違いないないだろう。

しかし、糖尿病はあくまでも結果であり、糖尿病に至るまでの道のりにも砂糖が体に悪い理由はたくさんある。その代表的な症状が「反応性低血糖(インスリンスパイク)」である。

 

反応性低血糖という状態は、砂糖などのGI値が高い食べ物を摂取することで血糖値が急上昇し、膵臓からインスリンが分泌され、今度は反対に血糖値が急激に低下している状態のことだ。

反応性という言葉はインスリンへの体の反応のことであり、インスリンの過剰分泌に体が反応することで低血糖状態になる。低血糖状態は体が健康的に機能する状態としてはベストではなく、体のエネルギー源である糖が血中に少なすぎる状態のため、人間が活動するのには適していない状態なのだ。

 

たまに、ダイエットなどで厳しい糖質制限をしている人が低血糖で倒れることがあるのは、単純に体が活動するだけの糖がないからである。

さらに、反応性低血糖の前には必ず血糖値の急上昇があり、流れとしては砂糖などを摂取することで血糖値が急上昇し、その後にインスリンが過剰に分泌されて血糖値の急降下が起こることになる。

 

この血糖値の大幅な変動こそ「インスリンスパイク」と呼ばれるゆえんであり、血糖値が急上昇してから急降下するという反応は、体の生体機能にかなりの負担をかけ、体だけでなく精神的にも良くない作用をもたらすのだ。

 

情緒不安定

さきほど述べた「反応性低血糖(インスリンスパイク)」は、血糖値の急上昇の末、逆に血糖値が通常よりも下がってしまう現象のことである。

そして、そうした血糖値の変動が激しくなると、人は情緒不安定になってしまうことが多い。

 

血糖値が急上昇しているときは、脳内にもドーパミンやらアドレナリンやらが大量に分泌されているため、気分やテンションが非常に高い。

しかし、その後のインスリンの作用によって血糖値が急降下することで、体は血糖値を元に戻そうとさらにアドレナリンなどのさまざまなホルモンを分泌して食欲などを掻き立てる。食べる時間に幸せを感じる人が多いのは、食事によって下がった血糖値が通常の水準まで戻るからなのだ。

 

だが、食事でメンタルを立て直そうとすると、ほとんどの人はつい食べ過ぎてしまい、それがまた血糖値の乱高化を引き起こす。そしてまた人は情緒不安定になり、食欲が掻き立てられ暴飲暴食へと走る。この繰り返しが永遠に続く。

つまり、血糖値の急上昇や急降下には、体のホルモンバランスに大きな負担をかけると同時に、メンタル面にも負の影響を与えることになるのだ。

 

メンタルを病んでいる人に、甘いものが大好きな人が多いのはあながち偶然ではなく、そうした人たちは食生活が乱れているからこそメンタルも乱れているのである。

メンタルの状態を左右するのは脳内ホルモンだといっても間違いではなく、砂糖などの血糖値の乱高化を引き起こす食品は脳内ホルモンの分泌をめちゃくちゃにしてしまうのだ。

 

糖化現象(AGE生成)

糖尿病や反応性低血糖(インスリンスパイク)といった症状は多くの人が耳にしたことがあるだろう。しかし、「糖化」といった現象について詳しく知っている人は少ないはずだ。

糖化とは、簡単にいうとタンパク質と脂質と糖が結合することであり、血中に存在している糖分が細胞壁にベタベタとこべりついて細胞を破壊する現象のことである。フライパンにコゲがこべりついている状態をイメージするとわかりやすく、まさにあの状態が体に起こっているのが糖化である。

 

糖化は細胞を破壊するためウイルスや細菌にも感染しやすくなり、アトピーなどのアレルギー症状も誘発する。また、メタボなどの肥満の症状の主原因でもあり、ガンにもなりやすくなり、コレステロールにも大きく影響を与える。

さらに、糖化が進んでしまうと体内にAGE(糖化最終生成物)といったものが生成され、それが動脈硬化など助長してししまう。

 

砂糖が細胞が破壊すると言うと大袈裟に聞こえるかもしれないが、体の細胞というのは非常に壊れやすく、お菓子やチョコレートといった砂糖が大量に入っているものを食べると、まず胃や腸の粘膜が緩み胃炎や胃潰瘍になりやすくなるのだ。

そして、呼吸器系の粘膜が緩むと風邪などを引きやすくなり、さらに鼻炎などにもなりやすくなる。こうしたことが原因で砂糖はあらゆる病気の原因だといわれており、体を隅々まで破壊してしまう麻薬だともいわれているのだ。

 

肥満

何度も言うように、砂糖が大量に入った食べ物をたくさん食べると太るというのは誰もが認識しているだろう。

甘いお菓子やスイーツを毎日食べていれば、お腹に脂肪が蓄積されてあっという間にぶよぶよのお腹になってしまう。しかし、甘いものには中毒性依存性があり、食べたときに分泌されるドーパミンが体全体に快楽をもたらすため、多くの人は甘いものを食べたときにもたらされる幸福感の虜になり、度々甘いものを食べ過ぎてしまう。

 

肥満の原因としては糖分が槍玉に挙げられ、糖分が多い食べ物を食べているからこそ太るのだと思っている人が大勢いる。その証拠に、糖分を制限する糖質制限という食事法が近年人気となっており、食事に含まれる糖分の量を減らせば太らないと信じている人もかなり多い。

だが、糖分=太るというのは間違いであり、大事なのは糖分の代謝過程である。近年ダイエット業界では食物繊維という成分が注目されており、食物繊維には糖の吸収を緩やかにする効果が確認されている。

 

食物繊維を含んだ炭水化物を食べれば血糖値が急上昇することはない。一方で、食物繊維を含まない糖質は血糖値の急上昇を招くため肥満の原因になってしまうのだ。

一般的に、炭水化物は糖分と食物繊維を含むものであり、糖質はそこから食物繊維を抜いた糖分の塊と解釈されることが多い。食物繊維がある炭水化物は、体内で分解を繰り返して緩やかに吸収されていく「間接糖」といわれるものであり、さきほども述べたように、間接糖は血糖値がそこまで急激に上昇しない。

 

一方、砂糖などの血糖値を急上昇させる糖は「直接糖」といわれており、直接糖は血糖値を急上昇させ、インスリンを大量に分泌させ、反応性低血糖や糖化などの現象を招き、体を内部から破壊していく。

そのため、糖分を摂るのであれば食物繊維が含まれているものを食べるのがベストであり、できるだけ血糖値を急激に上昇させないようにすることが大事だ。

 

インスリンの過剰分泌も肥満に大きく関係しているといわれており、インスリンの過剰分泌を促す直接糖である砂糖や糖質をできる限り減らすというのは、太らないためにもっとも大切なことだといえるだろう。

 

【まとめ】砂糖は体に最悪

ここでは砂糖が体に悪い理由について詳しくまとめてきた。実際、砂糖が体に悪い、害が大きいといっても、多くの人は「余計なお世話だ」「食べたいから食べて何が悪い」と反論してくるだろう。

たしかに、人が何を食べるかはその人の自由であり、第三者があれこれ指示するものでも改善させようと説教を垂れるものでもない。

 

本人が食べたいものを食べて幸せを感じるのであれば、それはそれで問題もないだろう。しかし、もし少しでも健康や体について気を使いたい、将来病院のベッドで寝込んだり、週に二回の糖尿病の注射を打つハメにはなりたくない、と思うのであれば、普段食べるものには注意する必要がある。

現代は昔に比べてはるかに豊かになっているが、好き勝手に暴飲暴食していればあっという間に病院のベッドに寝込むことになってしまうだろう。

 

将来病院のベッドではなく、自宅で元気に過ごしているかどうかは今の食生活がカギとなるのである。健康に関心がある人は、少しずつでも砂糖の摂取量を減らすようにしてみよう。

おしまい。








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