後悔しない本当に正しい仕事の選び方。




仕事は人生においてとても大切なものだ。

人は小中高と学歴を重ねていき、特にやりたいことが決まっていない人はとりあえず大学に行っておこうと思い、自分の学力にあった大学に進学していく。そしてなんとなく就職活動の時期へと突入し、給料や待遇といった面から自分に合った仕事を見つけ出し、イチ社会人として社会へと進出していく。

しかし、現実では仕事での悩みを抱えている人が大勢おり、その多くは仕事の選び方を間違ってしまったゆえに、社会人になってから後悔しているのである。

 

仕事を選ぶときには、しっかりと正しい仕事の選び方を知っていなければ、実際に就職した後に仕事でストレスを感じたり、こんなはずじゃなかったと後悔してしまうことにもなりかねない。

仕事の選び方としてよく言われるのが、「お金とやりがいのどちらを優先させるべきか?」といった問題である。だが、後悔しないための本当に正しい仕事の選び方はそんなものではない。というのも、仕事の選び方はお金ややりがいよりも重視すべき点がいくつかあるのだ。

ここでは、後悔しない本当に正しい仕事の選び方についてまとめていく。



お金で仕事を選ぶ

世の中に仕事はたくさんある。その中にはお金を稼げる仕事もあれば全然稼げない仕事もある。

特に現代では、人工知能などの分野の進化がめまぐるしく、ネットを介したサービスやSNSが多くの人に利用されていることから、IT関連会社の給料は右肩上がりを続けており、プログラマーやエンジニアで優秀な人材は新卒でも年収400万超えなどがザラにあるのだ

そうした、お金をたくさん稼げる仕事をしたいと思う人は多いだろうが、実際、プログラマーやエンジニアといった仕事は、理数系が得意でモクモクと作業をこなす人が好きな人でなければ向いていない。最近はIT系のスキルを身につけることが将来的にもっとも安定し、お金も多くもらえるという認識が世間に広がっているが、現実としてはお金を稼ぐことを目的にプログラマーやエンジニアになった人は、数年で挫折したり転職したりすることが多い。

 

つまり、お金をインセンティブ(動機)にして仕事を選ぶと、はじめはお金を稼ぐことが喜びとして蓄積されていくが、次第にお金を手にする喜びよりも自由を渇望する気持ちのほうが強くなっていき、気づけばお金のためだけに働いている現状に不満を抱えるようになってくるのだ。

お金を重視して仕事を選ぶのは、実は相当な拝金主義でもない限りは続けることが難しく、人生の価値観のど真ん中にお金が位置していなければ、たとえお金をたくさん稼げたとしても仕事が苦痛で苦痛で仕方なくなってしまうのだ。

 

やりがいで仕事を選ぶ

お金を重視して仕事を選ぶ人がいる一方で、仕事のやりがいを重視して仕事を選ぶ人もいる。そうした人は仕事の報酬として「お金」ではなく「やりがい」を感じることを喜びとし、さきほどのお金で仕事を選んだ人の「お金」というインセンティブが「やりがい」になっている状態である。

仕事をする目的がやりがいにあるわけだから、やりがいを仕事にしている人にはお金をインセンティブとして働いている人に比べて精神的な負担が少なくなっている。特に、趣味の延長のような仕事をしながらやりがいを感じている人にとっては、毎日やりがいのあることをしているだけでお金がもらえる状態を夢のように感じている人もいるのだ。

 

さきほど述べたプログラマーやエンジニアといった仕事でも、元々自分でプログラミングを学び、自分でゲームやらアプリやらWEBサイトをつくっていた人などは、そうした仕事を選ぶことは本人にとっては仕事というよりも趣味に近いのである。

そのため、お金を重視してプログラミングを学んでエンジニアやプログラマーになった人に比べ、やりがいを重視した人は挫折する人がほとんどいない。

 

しかし、やりがいのある仕事をしている人でも次第に不満を抱えていくのが事実であり、お金のために仕事をしている人は仕事に対して不満を抱えるのが多いのと同じく、やりがいのある仕事をしている人は、会社の待遇や人間関係といった環境に対する不満で挫折する人が多くなっている。

 

仕事の選び方は「お金」でも「やりがい」でもない

お金とやりがいのどちらを優先して仕事を選ぶかといった問題は、新卒で就職活動をしている大学生だけでなく、転職を考えている人や今の仕事に満足していない人にも当てはまる。

現状の仕事に不満を抱え転職を考えている人は、「もっと給料がいい会社に転職できれば満足できる」「やりがいのある仕事ができれば充実感が増す」と考えがちだが、正しい仕事の選び方はそのどちらかを基準にしなければならないわけではない。

 

新卒で就職活動するときも、はじめて社会人になるのだから仕事の選び方なんてものは知らない人がほとんどだ。おそらく大半の人たちは友達や周りの人たちと同じように、なんとなく自分に合った仕事を選んで就職するだろう。

しかし、毎年新社会人の何割かが一日で辞めたり、一週間や一ヶ月単位で辞めたりしているのを目にしていると、正しい仕事の選び方がわかっていない人が多いことがわかる。もちろん、その中には会社自体がブラック企業で本当にダメな会社に入社したという人も多いだろうが、そうした面の見極めも含めて、結局は自分に合った仕事を選べなかったということである。

 

仕事の選び方は、お金かやりがいかといった単純なものなどではなく、もっと深い思考、そして自分と徹底的に向き合うことが必要なのである。



後悔しない本当に正しい仕事の選び方

さきほども述べたように、「どうやって仕事を選ぶか?」といった問題は、新卒の就職者や20代後半~30代の転職を考えている人が直面する問題でもある。

就職して社会人としてスタートしたときは、すべてが新鮮で何をしても楽しく感じる時期が一定期間あるかもしれないが、仕事が自分に合っていなければ早い人は一日で仕事の損切りをおこなう。

 

数年間同じ仕事をしている大人であっても、20代後半~30代になってくれば「転職するなら今しかない」と思うようになり、このまま続けるべきか転職すべきかで悩む人も多い。

はじめにも述べたように、仕事は人生においてとても大切なものであり、働きたくないと言っている人は、結局のところ今のストレスまみれな現状から逃れたいだけであり、働くことに対してはそこまで不満を感じているわけではない。不満の元凶は仕事が自分に合っていないことにあるのだ。

ここからは、後悔しない本当に正しい仕事の選び方について紹介していく。

 

価値観から選ぶ

お金を重視して仕事を選ぶのにも、やりがいを重視して仕事を選ぶのでも、どちらにもそれぞれ長短があり、お金とやりがいのどちらを重視して仕事を選べばいいのかということは一概には言えない。

本当にお金が好きな拝金主義の人であれば、給料さえ良ければどんな仕事にも耐えられるだろうし、たとえどれだけお金を稼いでもお金を稼ぐことに対する喜びが減少することはないだろう。

 

一方、やりがいを重視する人であれば、充実感や達成感といったやりがいのある仕事をすることに喜びを感じるだろう。しかし、後悔しない仕事の選び方としては、世間や他人の意見ではなく自分自身と向き合い、自分は人生で何に価値を置いているかを考えることが大事になる。

人生で自分は何を求めているのか、何を優先して生きていきたいのか、何が自分にとって大切なのか。そうした観点から仕事を選ぶことで、他人の価値観ではなく自分の価値観に従って仕事を選ぶことができ、実際に就職した後でも後悔を感じることはないだろう。

 

古代ギリシャの哲学者であるヘラクレイトスもこう言っている。

「道を決めるのは自分の”人”と”なり”である」

仕事選びは人生を大きく左右する問題であるため、安易に道を間違うことのないように、まずは自分の価値観について真剣に考え、価値観に背くことのない仕事を選んでみよう。

 

ライフスタイルに合わせて選ぶ

誰もがみんな、自分に合ったライフスタイルというものを持っているだろう。ゆっくりのんびり生きるのが好きな人もいれば、ガツガツ行動してたくさん仕事をすることが好きな人もいる。

ストレスフリーで気ままに働きたい人もいれば、ストレスがあってもお金さえ稼げれば問題ないという人もいる。こうした一人ひとりのライフスタイルの違いは言い換えれば個性であり、個性は仕事の選び方においてはとても大切である。

 

多くの人は自分のライフスタイルの気質に合った仕事をしていなければ、たとえどんな仕事をしていたとしてもストレスを感じてしまい、仕事をしていることが苦痛に変わってしまう。

自分の時間をキッチリ確保したい人が、毎日残業ばかりして自分の時間がない働き方をしていれば、いつか必ず仕事に嫌気が差し、仕事自体が嫌いになってしまうだろう。

 

ライフスタイルというのは精神的なストレスと密接に結びついており、ライフスタイルに合わないことをすると人は精神的に疲弊してしまうのだ。しかし、まさにそうしたことが問題で転職をしようと考えている人が、仕事さえ変えれば毎日が楽しくなると勘違いしていることも多い。

問題なのは仕事そのものではなく、自分のライフスタイルに合っていない働き方をしていることにあるのだ。

 

自分のライフスタイルに合っていれば、多少苦手な仕事であっても問題なくこなすことができる。仕事をしていて精神的にストレスが少なければ、それだけ仕事に向けるパワーがたくさん残っているため、仕事に没頭して達成感と満足感を得ることができるのだ。

新卒で就職するときには、まだ自分に合ったライフスタイルがわからない人も多いだろうが、転職を考えている人はある程度自分に合ったライフスタイルというものがわかっているだろう。仕事を選ぶときは、自分のライフスタイルに合っているかどうか、ストレスなく働けるかどうかまでしっかりと考えてみよう。

 

「好き」ではなく「得意」な仕事を選ぶ

最近のSNS時代に生きていれば、誰もが一度は「好きなことを仕事にしよう」というフレーズを聞いたことがあるはずだ。自分の「好き」という気持ちを生かして仕事をすることで、ストレスフリーで自由に働くことができる。

そうなれば、人生のたくさんの時間を充実した時間へと変えることができ、仕事や働くことが大好きになる。という主張だ。

 

しかし、こうした流行的なフレーズを盲目的に信じ、好きなことを仕事にするのはあまりおすすめしない。というのも、現実的に考えて、好きを仕事にできる人はほんのひと握りであり、大半の人は好きなことでお金を稼げるようにはならないからだ。

これはお金とやりがいのどちらを重視して仕事を選ぶかといった以前の問題であり、人は生きていく限り必要最低限のお金は確保しなければならない。

 

だが、好きなことを仕事にするまでにはたくさんの努力が必要であり、仕事を辞めて好きなことで生きていこうとしても、大多数の人はその必要最低限のお金すら稼げないのが事実である。

そのため、人生を賭けてやりたいことがあったり、生半可な気持ちではなく本気で好きなことで生きていこうと思ってる人でない限りは、「好き」を仕事にするのはやめたほうがいいだろう。

 

そのかわり、「好き」ではなく「得意」なことをベースに仕事を選ぶほうが人生はより充実したものになるはずだ。得意というのは「やっていても苦ではないこと」であり、他人よりも多少うまくできるという程度でいい。

実際、得意なことをしてるときは、人はうまくできていることに喜びと自尊心を感じ、自然と気持ちも前向きになり、やっている本人も乗り気で楽しくなってくるのだ。人は「好き」なことでなくても「うまくできること」をやっているだけで十分に幸せなのである。

 

就職や転職、仕事選びで後悔したくないのであれば、現代の「好きなことで生きていく」という安易なフレーズに惑わされず、「得意なことで生きていく」を胸に仕事を選ぶことをおすすめする。

 

【まとめ】仕事の選び方は人生を左右する

どんな仕事をするか、何を重視して仕事を選ぶか、お金をとるか、それともやりがいかといった問題は、就職して社会人になろうとしている人や転職しようとしている人には切実な問題である。実際、仕事は人生の大部分の時間を占めるものであり、仕事がストレスまみれになってしまうと人生はとても不幸なものになってしまう。

現代では仕事でストレスを感じ、疲労により精神的に病んでしまう人は多い。さらに、そうした状態から脱出しようと転職しても、あまり深く考えずにお金を重視して仕事を選んでしまい、再び失敗してしまうことも少なくない。仕事を選ぶときにもっとも大事なのは自分と向き合うことである。

 

就職も転職も仕事を選ぶという点では同じであり、後悔しないための仕事の選び方をするポイントも似ている。それはここで紹介してきたとおりだ。

仕事の選び方次第では人生を大きく左右してしまうこともあるため、他人や世間といった時代の流れに流されず、しっかりと自分自身に目を向けて仕事を選ぶようにしよう、

 

おしまい。








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