常に満たされた豊かな人生を送る生き方。




人生は一度きりであることは、言われずとも誰もが理解しているだろう。

一度きりしかない人生なのだから、少しでも楽しく充実したものにしたいと思っている人も多い。しかし、現実では「楽しく生きたい」と思っていても、仕事ばかりの毎日に追われている人や、疲れていて好きなことや楽しいことをする気力がない人もたくさんいる。

 

「一度きりの人生だからこそ、豊かな人生にしたい」。そう思っているのにも関わらず、現実は仕事と人間関係に追われるばかりでどこか満たされない。ここではそんな人に向けて、常に満たされた豊かな人生を送る生き方についてまとめていく。

人生は短いとよく言われるが、実際には人生は長い。最近は人生100年時代だと言われているように、100年もの間無味乾燥とした仕事ばかりの人生は送りたくないだろう。豊かな人生とはどんな人生なのか、どうすれば人生を豊かにできるのか知りたい人はぜひ目を通してみてほしい。



豊かな人生=お金持ち?

毎日仕事や人間関係に追われて時間を過ごしていると、どうしても心に余裕がなくなってしまうときや、何のために働いているのか、何のために生きているのか、人生とは何なのかと悩んでしまうときがあるだろう。

お金さえあれば幸せになれると思い込んでいる人の中には、実際にお金を手にしたところで、お金がなかった頃よりも不安やストレスを感じ不幸になっている人も多い。近年の心理学の研究では、人の幸せとお金には相関関係があまり見られず、人は自分の望む必要最低限のお金さえ稼ぐことができれば十分だという結果が出ている。

 

しかし、多くの人は将来のためや老後の不安をなくすために、毎日自分の時間をせっせと差出しながらお金を稼ぐことに夢中になっている。そしてある日突然、お金と人生との関係を考えはじめ、「自分は毎日こんなに働いて一体なにがしたいんだろう?」という疑問に行き着く。

だが、勘違いしてはいけないのは、お金を稼ぐことは決して悪いことではないし、お金をたくさん持っていることも悪いことではない。ただ、お金を稼ぎ続けるにはお金を稼ぎ続けるだけのモチベーションがある程度必要であり、そこまでお金稼ぎが好きではない人にとっては、お金を稼ぐために働き続けるのはとてもつらいものである。

 

人の幸せがお金の総量で決まらないのだとすれば、豊かな人生というものもお金では決して決まらないことがわかる。いくらお金がたくさんあったとしても、自分自身が幸せや豊かさを感じていないのであればお金は単なる物々交換のツールに過ぎないのだ。

お金持ちが豊かな人生を送れるとは限らないように、お金は豊かな人生の中の一つのツールなのだ。

 

豊かな人生とは?

さきほども述べたように、人生においてお金をどれだけ持っているか、あるいはどれくらい稼いでいるかと幸せにはあまり関係がない。私自身も、自分が生活できる必要最低限のランニングコスト(生活費)を把握し、その分のお金だけを稼げればそれでいいと思っている。

そのため、必要以上にお金を稼ごうとも思わないし、老後のために「今」という時間を差し出してたくさんお金を稼ごうとも思っていない。できる限り日常生活をシンプルにし、お金や外的なものに惑わされることなく、自分がやりたいことを毎日できればそれでいいのである。

 

自分が思う「豊かな人生」とは、やることがハッキリしているシンプルな生活であり、自分にとって大切なものを大切にしている人生である。

 

毎日やるべきことをシンプルにし、自分が本当にやりたいことや大切なものを大切にし、ただ「今」という時間に集中して生きる。豊かな人生にはシンプルさと心の余裕が必要なのである。

何事も多すぎれば心とメンタルを乱す原因となり、それが人生そのものに対する悩みを生み出してしまうのだ。今の自分の人生や生活に満足できていない人は、毎日が必要以上に複雑なものになっているか、心の余裕が足りていないかのどちらかだといえるだろう。

 

豊かな生き方には心の余裕が必要

豊かな人生には日常生活のシンプルさと同様に、毎日の生活の中で心に余裕があること欠かせない要素である。

心の余裕とは自分の状況や環境によって決まるものではなく、忙しく働いているときでも、友達と遊んでいるときでも、恋人とデートをしているときでも自分次第で感じられるものであり、外的な出来事によって心が制約されたり支配されない状態のことを指す。

 

こうした心の余裕を大事にすることで、自分を縛り付ける不自由さを感じることもなく、ストレスフリーの状態でやるべきことを淡々とこなすことができるのだ。

実際、多くの人は仕事をしているから不自由、結婚しているから不自由、お金がないから不自由だと考えることが多い。だが、それは心の余裕を状況や環境によって決まるものだと思い込んでいるだけであり、心に余裕がある人は状況や環境など関係なく、いつどこにいても何をしてても精神的な余裕を保っていられる。

 

これは綺麗事などではなく実際に私も実感していることであり、仕事で例えるのなら、仕事を仕事だと思うのでなく、自分にとっての学びの一つであると考えることで、お金を稼ぐために仕事をしている状態よりも心に余裕が生まれる。

仕事は適当にこなすからこそ時間が長く感じたり作業そのものに苦痛を感じるのであり、一つ一つの仕事を丁寧にこなすことにより、仕事に対するやりがいや充実感が生まれるのだ。そしてそれは心の余裕へとつながっていく。

 

現代では心の余裕の意味を履き違え、好き勝手に生きることで心の余裕が手に入ると思っている人がたくさんいるが、心の余裕を環境によって決まるものだと考えることこそが余裕がなくなる原因であり、心の余裕は決して何事にも何者にも束縛されず制圧されることもないものである。

豊かな生き方をするには、心の余裕を常に保ち、状況や環境に振り回されないようにする必要があるのだ。



常に満たされた豊かな人生を送る方法

ここまでは、お金と豊かさ、私なりの豊かな人生の定義、そして心の余裕の大切さについてまとめてきた。

おそらく現状に不満を感じている人ほど、豊かな人生を送りたいと願っているはずだ。実際、今自分は豊かな人生を送っていると思っている人でもない限りは、誰もが一度は人生をもっと豊かにしたい、充実させたい、楽しみたいと思うだろう。

ここからはさきほどまでの内容を頭に入れた上で、常に満たされた豊かな人生を送る方法について紹介していく。

 

柔軟性を持つ

豊かな人生を送る一つ目の方法は、柔軟性を持つことである。というのも、人は柔軟性を持つだけで、すぐにでも豊かな人生を送ることができるのだ。

さきほども述べたように、豊かに生きるためには心に余裕がなければならず、メンタルが乱れていては決して豊かな生き方はできない。毎日仕事でストレスばかり感じている人が、周りの人たちにどれだけ八つ当たりしているか考えてみるといい。

 

心の余裕は豊かな人生に必要であり、豊かな人生を送るには生活をシンプルにする必要があり、シンプルな生活には柔軟性が必要であるということだ。

 

柔軟性は、状況や環境が変わったとしても自分にとって最善の選択と行動をとるために大事であり、どんなことが起こっても心を乱すことなく、受け入れられる柔軟性を持つことこそ心の余裕を保つコツでもある。

これは古代のストア派の人々が、自分に降りかかる運命を鼻で笑うという姿勢にも表れており、柔軟性を持っていたからこそ、ストア派の人々は古代ローマの世界で追放の刑になろうが、財産をなくそうが、命を奪われようが、取り乱すことなく常に心の余裕を保つことができたのである。

 

私たちは古代に生きているわけではないので、日常的に命の危険にさらされることや財産が没収されることはないだろう。だが、豊かな人生を送りたいと思うのであれば、仮に何が起こっても心の余裕を保つだけの柔軟性を持つように心掛けておきたいところだ。

 

自分にとって大切なものを知る

豊かな人生を送る方法の二つ目は、自分にとって大切なものを知ることだ。

これは決して家具や家電といった「モノ」に限らず、友達や恋人、家族といった「人間関係」、ゲームや映画、音楽やスポーツといった「趣味」まで当てはまるものである。実際、豊かな人生には「これだけは絶対に譲れない」と思えるようなものが必要であり、大切なものがない人生は決して豊かな人生にはなり得ない。

 

しかし、どんな人であっても自分にとって大切なものは何かしらあるはずだ。つまり、誰であっても豊かな人生を送ることは可能なのである。必要なのは自分にとって大切なものを知ることであり、多くの人が豊かな人生を生きられないのは、大切なものから目を逸らしているからだともいえる。

ではどうすれば自分の大切なものを知れるのだろうか。ガッカリするかもしれないが、自分にとって大切なものを知るには徹底的に自分と向き合うしか方法はない。大切なものは決して他人にあれこれ教えられるものでも、学校で教わるものでも、適当に生きていて見つかるものでもない。

 

きちんと自分自身の内面と向き合い、これまでの人生で手に入れてきたもの、失ってきたもの、絶対に失いたくないものについて考え、自分の手で大切なものを見つけるしか方法はないのだ。逆にいえば、そこまで自分と向き合い大切なものを見つけたとすれば、今後の人生でそう簡単に失うことはないだろう。

自分にとって大切なものを知ることは、豊かな人生を保証してくれるものなのである。

 

やりたいことを思う存分にやる

豊かな人生を送る方法の最後は、「やりたいことを思う存分にやる」だ。

やりたいことをやれば楽しくて豊かな人生になるのはあたり前だと思うかもしれないが、実際、現代人はおどろくほど自分がやりたいことをやっていない。理由としては、「やりたいことをやる時間がない」「お金がない」「そもそもやりたいことがない」といったものが大半だ。

 

たしかに、やりたいことができないのには人それぞれ理由があるだろう。毎日残業ばかりで仕事が忙しければ時間の確保は難しいだろうし、やりたいことにはお金がかかってしまうのであれば、当然のことながら生活に余裕がなければできない。そして、やりたいことがないのであればやりたいことができないのはあたり前である。

だが、豊かな人生を送るには「やりたいことをやる」のは必須だ。やりたいことをやらずして、人生に豊かさを感じることはできない。これはさきほど説明した「柔軟性」と「大切なもの」と同じく豊かな人生の必要条件なのである。

 

しかし、やりたいことができない人は一体どうすればいいのだろうか。それは至極単純なことであり、やりたいことができる環境をつくるしかない。あるいは、やりたいことができる状態に身を置くということでもある。

時間の関係でできない人は、やりたいことができる時間を確保する環境に身を置く。お金の関係でできない人は、お金がかからずにやる方法を模索するか、お金を稼ぐか調達する方法を考える。そもそもやりたいことがない人は、片っ端から興味のある対象に手を出してみる。

 

一人ひとり抱えている問題は異なっているため、万人に通用する方法論といったものは存在しない。そのため、やりたいことをやるには、自分一人で考えるしかないのが現実である。ここで伝えられるのは、やりたいことをやることが豊かな人生を送るために必要だということだけだ。

あまり気負いすぎず、ゆっくりでもいいから自分が本当にやりたいことをやる人生を歩んでみてほしい。

 

【まとめ】豊かな人生は自分次第

ここでは豊かな人生を送る方法についてまとめてきた。

実際、豊かな人生というのはお金がなくても誰でも実践可能なものであり、大事なのは豊かな人生に必要なものを知ることである。そのためには、一度立ち止まり今までの人生と向き合ったり振り返ったりしなければならないが、一度豊かな人生を感じることができれば、その状態を維持することはたやすくなる。

 

誰だってロクでもない人生を歩みたいとは思わないだろうし、できることなら楽しく豊かに生きたいと思うはずだ。ここで紹介してきた方法は誰でも実践可能なものであり、自分次第ですぐにでも豊かな人生を送ることができる。

満たさない毎日を過ごしている人、人生が楽しくない人、豊かに生きたいと思っている人は、まずは人生を豊かなものにする一歩を踏み出してみよう。

 

おしまい。








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