【欲求のコントロール】三大欲求をできるだけなくす方法。




人間には誰しも「欲求」というものが生まれつき備わっている。

欲求は目や鼻、口や耳といった物理的なものと同じく、人間であるならば誰ひとりとして例外なく、人間の特性として私たちの心に住みついているものである。「欲深い人は身を滅ぼす」という言葉を聞いたことがある人も多いだろうが、一般的には、欲求はあまり良くないものとして認識されているだろう。

 

人間の三大欲求として、「食欲」「性欲」「睡眠欲」の3つがあるが、どの欲求も強すぎれば自分の身を滅ぼし、ひどい場合には人生そのものを壊してしまいかねない。

ほかにも、近年特に話題なることが多い承認欲求を筆頭に、物欲や金銭欲、所有欲や権力欲といったものまで、人間には数えれきれないほどの欲求が備わっており、その一つひとつが暴走してしまうと人生を破壊してしまいかねないほどの力を持っている。

 

しかし、欲求を持つこと自体は決して悪いことではなく、問題はその扱い方である。

ここでは欲求をコントロールし、三大欲求をできるだけなくす方法についてまとめていく。



そもそも「欲求」とは何か

私たちは普段あたり前のように「欲求」という言葉を使っているが、そもそも欲求とは何なのかを深く理解している人は少ない。

欲求とはその言葉のとおり、自分が求めているものが欲求の正体であり、人間が持つ代表的な欲求でいえば「食欲」「睡眠」「性欲」の三大欲求をはじめ、社会的欲求や自己実現欲求、承認欲求などは比較的わかりやすいものだといえるだろう。

 

たとえば、社会的欲求は世間体という言葉で表すことができ、自己実現欲求は自分が求めている姿であり、承認欲求は誰かに必要とされたい・自分の価値を認めてほしいという欲求になる。

欲求をコントロールするためには、まずは欲求の定義を「求めていることを欲する」 というように理解しておくことが大切だ。

 

欲求の多くは他人を必要とする

欲求は基本的には他人を主体にして求めているものだといえる。「何かを望む」という欲望は自分一人でも満たすことができるが、「求めているものを手に入れる」という欲求を満たすには他人の存在が必要不可欠である。

自分が望んでいるものは自分で努力して手に入れることができるが、自分が求めているものは自分の努力だけでは手に入らないことがほとんどだ。

 

承認欲求や社会的欲求を満たそうとして、自分で自分のことを肯定しても欲求はまったく満たされないだろう。承認欲求を満たすには他人から「あなたが必要」と思われなければならず、社会的欲求も社会とのつながり、他人とのつながりを実感してはじめて満たすことができるのだ。

三大欲求に関しても、食べ物を手に入れるには社会とのつがなりが必要であり、性欲も一人で処理していても満足できない人が大多数だろう。睡眠に関しては唯一自分一人で見たすことができるものだが、一人で寝ても寂しいと感じる人は、ある意味睡眠にも他人を必要としているといえるだろう。

 

人間に潜む「三大欲求」とは?

人間には三大欲求といわれている、「食欲」「性欲」「睡眠欲」がある。

みなさんもご存知のとおり、食欲は食べ物に対する欲求、あるいはお腹を満たしたいと思ったときに湧いてくる欲求である。性欲は人間の生きる意味でもある「子孫を残したい」という遺伝子のプログラムによって湧いてくる欲求であり、睡眠欲は疲労によって脳に睡眠物質が蓄積することで湧いてくる欲求だ。

 

これらの三大欲求は基本的にはなくすことはできない。なぜなら、三大欲求は人間が生きるために必要な欲求であり、社会的欲求や承認欲求は満たされなくても死ぬことはない。

そのため、多くの人たちが三大欲求に振り回されながら人生を生きている。お腹が減れば何かを食べ、眠たくなったら眠り、性欲が湧けば気の合うパートナーと一緒に快楽に溺れる。

 

いわば三大欲求は人間を人間足らしめるものであり、三大欲求の強さこそ人間らしさだといっても過言ではないだろう。

 

三大欲求で一番強いのは?

食欲、性欲、睡眠欲の3つは人間の三大欲求といわれているように、人間に潜む欲求の中でも非常に強い部類の欲求となっている。というよりも、さきほども述べたように、三大欲求は非常に強いどころではなく「なくてはならないもの」「満たされなければ死んでしまう」ものである。

世界にいる一部の人たちは、食べなくても生きていける「不食」という特性を備えている人もいるようだが、およそ人類の99%の人たちは「食べなきゃ死ぬ(栄養がなきゃ死ぬ)」という特性を持っているはずだ。

 

不食というのはほとんどスピリチュアルやオカルト的な話になるのでここでは深く踏み込まないが、ザックリ概説すると、どうやら彼らは消化器官が他の人たちよりも発達していることにより、空気から自らの体で栄養素をつくり出せるらしい。そのため、普通の人間のように食べなくても大丈夫な体になっているようだ(信じるか信じないかはあなた次第)。

しかし、そうした例を除けば、人間は生きている間は毎日食欲を満たし続ける必要があり、体の中で栄養が途絶えようものなら2週間もすればあっという間に栄養失調で倒れて餓死してしまうだろう。

 

睡眠欲に関しても同様であり、「人間はどうして眠らなければならないのか?」についての明確な答えは現在でも解明されていないが、「眠らなければ死ぬ」ということだけは多くの人が理解しているはずだ。

性欲の観点から考えると、人間は「子孫を残すため」に生きているのであり、「自分の遺伝子を繁栄させる」という遺伝子の目的のために、人間は性欲を持つようになったといわれている。つまり、性欲も人間であるなら必ずしも誰もが持っているものであり、性欲を満たし続けることは生物としての義務だともいえるのだ。

 

三大欲求の強さに順番をつけるとすると、満たさなければ死んでしまう欲求である食欲と睡眠欲が性欲よりも強く、食欲は食べなくても1週間前後は生きることができることを考えると、数日眠らないだけで死んでしまう睡眠欲が三大欲求の中でもっとも強いといえるだろう。

つまり、三大欲求の強さの順番は「睡眠欲⇒食欲⇒性欲」となる。



欲求をコントロールし三大欲求をなくす方法

人間の三大欲求である食欲、性欲、睡眠欲は、私たち人間には必要不可欠な欲であり、数多くある欲求の中でもとりわけコントロールするのが難しい欲だといえるだろう。

しかし、はじめにも述べたように、こうした欲求に振り回されてしまうと人生が台無しになってしまうだけでなく、生きづらさを感じてしまうこともある。

 

三大欲求はコントロールすることが難しいとしても、できるだけなくすように努力するのは大事なことである。古代の人たちはそのことを感覚的に理解しており、自分の理性を用いて常に節制を保ちながら欲求をコントロールしていたのである。

三大欲求をなくすには、欲を感じたときや強くなってきたときに、ゆっくりと深呼吸して一時的な感情に振り回されないようにするのが効果的だ。というのも、人間は呼吸を深くすることで感情をコントロールすることができ、それが結果的欲求を抑えたり、三大欲求を一時的になくすことができるのだ。

 

また、欲求のコントロールには瞑想(マインドフルネス)もおすすめであり、瞑想は欲求をコントロールするために効果的な前頭葉と扁桃体、大脳辺縁系を鍛えることができるので、三大欲求をなくすためにも非常に有益である。

しかし、忘れてはならないのは、三大欲求を完全になくすことは人間には不可能であり、ある程度コントロールしたりなくしたりすることができるだけだ。

 

欲求をコントロールし三大欲求をできるだけなくすことができれば、欲求に振り回されるよりも充実した毎日を送れるだろう。いつも食欲や睡眠や性欲に振り回されている人は、うまく欲求をコントロールし、三大欲求をなくして生きてみよう。

 

おしまい。








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